上生菓子「緑雨」

藤本屋

2015年06月03日 18:00

上生菓子「緑雨」



こし餡を、色づけした煉りきり餡で包みました。錦玉(寒天と糖蜜でできたもの)で葉っぱにおちた雨の雫をあらわしています。

   

当店の上生菓子は、基本的に今日のような煉りきり製のものが多いです。職人にもよると思いますし、お使いになるお茶の先生の好みにもよると思いますが、一般に上生菓子に多いのが、「こなし」といわれる餡と「煉りきり」といわれる餡のどちらかを主立って使います。

「こなし」とよばれる餡は、小麦粉、寒梅粉、それに生餡を混ぜて蒸して作るもの。

対して「煉りきり」と呼ばれる餡は、生餡に、求肥・薯蕷などをつなぎとして入れ、煉って作ったものです。

和菓子の材料や製法には、特殊な言葉が多くあります。私はここに嫁にくるまではほとんど何も知らず、ちんぷんかんぷんでした。けれど、知れば知るほど面白いし奥が深いのです。


さて、今日のお菓子は「緑雨」です。上生菓子にはそれぞれ名前がついており、それは各店で独自の銘がつけられていることもあり、伝統的にはるか昔からついているものもあります。和菓子屋をたくさん回って上生菓子の色形や名前を比べてみるのも面白いかもしれませんね。


今日は午前中、よく雨が降りました。まさに緑雨。雨上がりの緑の綺麗なこと。こんな景色を見るにつけ、四季のある日本に生まれてよかったなと思います。


上生菓子  一個170円

誠に申し訳ありませんが、ご予約のみで販売いたしております。

ご予約はお電話でおねがいします。 ☎0749(62)0804



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