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2017年08月30日

上生菓子「秋あかね」

上生菓子「秋あかね」

稲穂の実る中を秋あかねが飛んでいる様子を表しています。


ようやく少し秋の気配が漂ってきたような気がします。

秋あかねが飛んでいます。夜にはコウロギが鳴きだしました。

コウロギが朝まで頑張って鳴いているので、「はようお休み」と言いたくなりました。

お店には好物のいちじくが並んでいます。もうじきりんごもたくさん出回りますね。


来週はやっと暑さが遠のくようで、やれやれと体が安堵しています。

日が暮れるのが早くなると、せわしないという方もおられますが、私はゆっくり夜長が楽しめうれしいです。

読書の秋です。あ、いや、まだ8月か…。

気分はすっかり秋なのだけれど、陽射しはまだ真夏並み…。


お菓子だけでも秋の気配を。


上生菓子 一個 170円です。
(申し訳ありませんが、上生菓子は予約制です。一種類5個以上でお願いします。ご入用の際はお早目にお電話を下さい。)
☎ 0749-62-0804

ホームページはこちらです。




  


Posted by 藤本屋 at 14:39Comments(4)上生菓子

2017年08月21日

晩夏



昨日、この花が一気に花開きました。「玉すだれ」というそうです。


ずいぶん前にご近所の方から株分けしてもらったこの花、毎年どんなに枯らしても、わきから緑の新しい葉っぱがはえてきて、この時期にはきちっと花を咲かせてくれます。

本当に毎年三日と狂いなくこの時期なのです。すごいなあと感心します。


暑い暑いと言ってはいても、ちゃんと花は咲く時期を知っているし、もうじき一週間もすればコウロギが鳴き始めるだろうし、雲はごっつい入道雲から、ふわふわとした秋の雲に様変わりするし、自然界は着実に秋に向っているのですね。


そろそろ当店の和菓子も秋のものに変わります。


行く夏を惜しんで読まれた句をひとつ

「遠くにて水の輝く晩夏かな」 高柳重信

少し入り時間の早くなった夕日に輝く琵琶湖を連想します。

  


Posted by 藤本屋 at 13:01Comments(0)ひとり言