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2016年07月10日

「和菓子のアンソロジー」

もしも和菓子を題材に短編小説を書くなら、どんなお菓子の話にしようか?

そんなことをつい考えてしまったのは、この短編集を読んだ後です。

「和菓子のアンソロジー」 坂木司他著

「和菓子のアンソロジー」

坂木司、日明恩、牧野修、近藤史恵、柴田よしき、木地雅映子、小川一水、恒川光太郎、北村薫、畠中恵、

と、以上十人が書かれた短編集です。どれも和菓子が出てきます。

日常の中の小さなミステリー、刑事もの、日本の未来を描くSFファンタジー、異国情緒あふれるもの、ほろりとさせられる恋愛もの、等々中身は様々です。

心がちょっと疲れたなあ、と思った時にどうぞ読んでみて下さい。まさに甘い物を食べたあとのように、ほっこりして、少し元気がでるかもしれませんよ。

そして、中に出てくる和菓子が食べたくなるかも…。

「迷宮の松露」というお話があるのですが、私はここに出てくる「松露」といお菓子が無性に食べたくなりました。

「チチとクズの国」というお話の中には、「水まんじゅう」がでてきます。ありますよ、当店に(笑)。

「くず桜」という名前ですが。

「和菓子のアンソロジー」



もしも私が和菓子を題材に短編小説を書くなら、たぶん迷わず桜餅を選ぶと思います。さて、どんなお話にしましょうか…。

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Posted by 藤本屋 at 11:56│Comments(0)和菓子本
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