2016年07月21日
上生菓子「夕涼み」
夕方になると涼しい風が吹いてきて、ここ何日かはとても快適な夜を過ごせています。
扇風機もいりません。爽やかな夏のはじまりです。そう何日もは続かないでしょうが…。
扇風機がまだない時代、こういったものが活躍したことでしょう。
上生菓子「夕涼み」
ねりきり餡でうちわを形取っています。赤い金魚は羊羹です。
うちわ。花火や盆踊り、夏祭りに欠かせないアイテムです。毎年どこかでいただくので、家にごろごろあるよという人も多いのでは?
うちわを手に夕涼み。さてどこでいたしましょうか。外に出て見たはいいけれど、エアコンの室外機からでてきる風で暑くてたまらない…、なんてことになりかねないような…。と、風情のないことを言ってしまいましたが。
よく義母が言います。昔は夏の夜になると、近所の人が出てきて、道ばたに床机を出し、男の人はそこで将棋をさし、女は井戸端会議に高じ、子供はあや取りやメンコを楽しんだもの、と。
その話を聞くたびに、涼しい風が吹き抜けて軒の風鈴をチリンと鳴らす画が浮かびます。
夕涼み、気持ちだけ、昭和の涼しさを頂きたいものです。夏の夕べ。皆さまはどうお過ごしでしょうか。
上生菓子 一個 170円です。
☎ 0749-62-0804
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Posted by 藤本屋 at 16:04│Comments(0)
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