藤本屋の和菓子彩々

上生菓子「織姫」

ねりきりあんの上に寒天を細長く切ったものをあしらっています。

ピンク色が織姫で、金色に光る彦星にこれから会いに行くところです。

七夕に短冊を書いたのは、いつの頃までだったでしょうか。

子供の頃、どんな願いを文字にしたのか、もはやまったく覚えていません。

けれど、かさかさと心地よい音をたてる笹の葉に、色とりどりの短冊がつるされるのを、ワクワクした気持ちで見上げていたことは、記憶の片隅にぼんやりと残っています。

こんな俳句をみつけました。

「たどたどし文字七夕の笹に舞う」

もうすぐ七夕ですね。

星に願いを。今なら短冊になんと文字を刻むでしょう。「世界平和」ですかね。

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